富士東 vs 桐陽
すると37分、FW11花井晃太朗のパスから相手DFの裏に抜け出したMF8坂部加遥が、飛び出したGKの頭上を落ち着いて浮かせて先制。富士東が前半を1点のリードで折り返す。
「戦えている。ウチの武器の速い両サイドを使おうよ。取るしかないから全員で(点を取りに)行こう」(鈴木伸幸監督)とハーフタイムに鼓舞された桐陽イレブンは、キャプテンのMF6安藤悠真が中盤でボールを刈り取ると素早く前線へ展開し、秋山そしてMF10伊藤太陽らにゴールを託す。しかし「慌てないでしっかり守ろう。ボールを繋ぐのがお前たちの良さ」と増田裕監督から送り出された1点をリードする富士東も安定した守備でこれに対応すると68分、自陣からのロングフィードを花井がチョコンと相手の裏にヒールで流すと反応よく2列目から飛び出した坂部がGKとの1対1をここでも制し、ボール右隅に流し込み追加点を挙げる。
▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選