2ゴールを決めたMF10嵯峨聖央(写真=竹内松裕)
秋田商はセカンドボール回収で西目が優位に立つ状況をなかなか変えられず、守備の時間が長くなる。
西目は嵯峨との連係で左サイドから再三いい形を作っていたMF23佐藤琉(2年)が負傷で交代。MF8西澤陽(3年)が左にスライドすることになったが、勢いは衰えない。
西目は背後への狙いを見せつつ、パスをつないだりサイドチェンジをしたりして、前後左右に揺さぶりを掛けて追加点を奪う。39分。ペナルティエリアの右角周辺でパスをつなぎ、フリーになったDF2三浦樹(2年)が中央にクロスを送る。これをFW25佐藤一汰(2年)がスルーし、その奥でゴール前に飛び込んだ嵯峨がワンタッチで押し込んだ。
後半は秋田商が攻勢に出る。西目は前半同様の試合運びで秋田商業の攻撃の芽を潰していく。それでも秋田商は相手陣地で押し込んで攻撃回数を増やしていく。
▽第103回全国高校サッカー選手権秋田予選
第103回全国高校サッカー選手権秋田予選