流通経済大柏 vs 佐賀東

 「大会初戦ということで、立ち上がりに少し硬さがありましたが、先制点を取ってから自分たちのペースで試合を運ぶことができました。(対戦相手の佐賀東は)力のあるチームですが、相手のことばかりを意識しすぎるのではなく、自分たちのやるべきプレーに集中して、それをやり続けようと伝えました。5-0というスコアは、その結果だと感じます」(流経大柏・榎本雅大監督)

 まず、13分に試合を動かす。流経大柏の攻撃陣が、相手ゴールに向って次々と襲いかかり、最後はFW9山野春太(3年)が右足を振り抜き、ネットを揺らした。「開始15分間で1点を取ろうと、みんなで話していましたが、それを有言実行できました」と流経大柏のキャプテン、DF5佐藤夢真(3年)が胸を張る。

 追加点は31分だった。ゴール右のスペースに飛び出したMF7和田哲平(3年)の動きを見逃さず、FW19粕谷悠(3年)が浮き球パス。相手GKのポジションを見極めながら、和田が冷静に流し込んだ。

【次のページ】 2回戦 流通経済大柏 vs 佐賀東(3)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会