流通経済大柏 vs 佐賀東
J1湘南入りが内定しているFW12松本果成(3年)を後半からピッチに送り出し、さらに畳みかけにいく。60分に来季からJ2に復帰する富山入りが内定しているMF8亀田歩夢(3年)、66分に交代出場していたFW18安藤晃希(2年)、74分にFW11堀川由幹(3年)が得点を重ね、見事なゴールラッシュを披露した。
「今年のチームは非常に競争力が高く、だれが出てもそん色ない」と、榎本監督は自信をのぞかせているが、1試合を通してハイレベルを維持し続ける、そのパフォーマンスに舌を巻くばかりだ。
2年連続14回目の選手権出場で、前回大会ではベスト8まで勝ち進んだ佐賀東だが、あまりにも分が悪かったといえるだろう。試合終盤に立て続けにシュートに持ち込むなど、決定機を作ったものの、前半のシュート数はゼロ。流経大柏の持ち味である圧巻のプレー強度の前になす術がなかった。
(文・写真=小室功)
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会