高川学園のトルメンタ(写真=矢島公彦)

 静岡学園は前半8分、左FKからCB岩田琉唯(3年)が惜しいヘディングシュートを放ち、17分には1トップの乾皓洋(3年)がボレーで得点を狙った。24分にボランチ天野太陽(3年)、追加タイムには右ウイング原星也(3年)が右から逆サイドに打ったものの、惜しくも枠を捕らえられなかった。

 高川学園は12分、右ウイングバック大島凛己(3年)が強烈な左足シュート放ったが、GKにもう少しのところでセーブされてしまう。

 前半は静岡学園がシュート7本で、高川学園はこの1本だけ。0-0で折り返した。

 後半が始まってすぐ、静岡学園が逆襲から個人技を生かした先制点をゲットした。加藤が左からスピードに乗ったドリブルで進撃。ボランチ細見颯斗(3年)のマークを振り切り、出てきたGKまでも抜き去って無人のゴールに決勝点を流し込んだ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会