流通経済大柏 vs大津
両監督が「スタイルは似ていると思っていた」と評す通り、ともに自陣からボールを大事にしながらも積極的に前線の選手が相手の背後を狙い、ゴールを目指す攻撃的なチーム。失ってからの守備強度も高く、大津の山城朋大監督は「相手の2トップとうちの山下、兼松のおさめあいになると思っていました。中盤の拾い合いになるともある程度想定していた」と振り返る。
序盤から一進一退の攻防が続いたが、次第に試合の流れは流経大柏に傾き始める。「相手が背後を狙ってくるのはスカウティング通りだったのですが、なれるまでに時間がかかってしまったかなという印象。思ったよりもスピードがあった中、早くあのスピード感に慣れたら良かった」。そう振り返るのは大津のDF5五嶋夏生(3年)だ。
前半15分には左でボールを受けたFW19粕谷悠(3年)が前方のFW9山野春太(3年)に展開し、リターンパスからフリーでシュート。28分には中央をドリブルで運んだMF10柚木創(3年)が、山野に預けたボールを貰いなおして、ミドルシュートを放ったが、GK1坊野雄大(3年)に阻まれた。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会