逆転ゴールを決めた東海大相模MF7高畑旺崇(3年)(写真=矢島公彦)
1点リードで前半を終える寸前だった明秀日立にとっては手痛い失点。「良い時間に点が取れたので前半を1-0で終わりたかったのが正直なところ。一瞬の隙を突かれたのは自分たちが甘かった」と振り返った萬場努監督はこう続ける。「相手に抜け出されてから、リトリートしたかったのですが、それが思ったよりも速くゴール前に持っていかれた印象はあった。奪いに行って奪えなかった時は堅く守るべきところが、相手のスピード感もあって不安定でした」。
後半は東海大相模のペースで試合が進み、後半5分には前向きで奪った左のDF5佐藤碧(3年)がそのまま縦に付けて、MF14小林正樹(3年)がクロス。ファーに流れたボールを繋いで、高畑がミドルシュートを放った。25分には左を連携で崩して小林正がクロス。クリアされたボールを拾った沖本のシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれ球が高畑の足元に入ると冷静に決めて、勝ち越しに成功する。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会