静岡学園 vs 東福岡(写真=矢島公彦)
前半16分には勢いよく右サイドを駆け上がったDF6野田裕人(3年)のパスがゴール前のFW11加藤佑基(3年)へ。粘って溜めたボールを後ろに下げ、MF10堀川隼(3年)がゴールを狙ったが、素早く身体を寄せたDF4大坪聖央(3年)がブロック。26分にはDF14鵜澤浬(3年)の左CKをファーサイドの堀川が折り返し、MF8天野太陽(3年)が頭で合わせたが、DF2柴田陽仁(3年)がヘディングでクリア。こぼれ球を狙ったMF7原星也(3年)のシュートも枠を捉えることができない。
「80分の中でやっぱり相手のブロックが非常に強かった。そこをこじ開けるためにどうしたら良いのかを考え、ドリブルとパスワークで攻めようと思っていた。裏のスペースがなかなかなくて、裏取りができなかった」。そう振り返るのは川口修監督だ。
後半に入ってからも静岡学園のペースは続く。「シズガクさんが本当に上手いので、相当パワーアップしていてピッチに入って磨かれているなと更に驚きました。特に相手SBに剥がされるのがきつかった。あそこからビッグピンチが生まれていた」と話すのは平岡道浩監督で、鵜澤と野田の両SBを起点とした静岡学園の攻撃に手を焼いた。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会