
正則学園イレブン
しかし、先にゴールをこじ開けたのは正則学園だった。56分、カウンターからゴール前に侵入したFW16鈴木悠里の折り返しをこの日が復帰戦だったMF20高畑真里が「マイナスに来るなと思ったら良いボール来た。DFの股が上がっていたので下を狙った」と振り返った通り、落ち着いて流し込み先手を奪う。
これに対し、日体大荏原もすぐさま反撃に出ると69分、CKからDF2尾川令がドンピシャのヘディングで合わせ同点に。そのまま流れを引き込むかと思われたが、73分、「チームからの信頼が最も熱い選手」とキャプテンの岩沢奏多も太鼓判を押すFW10三田村改がカウンターからポケットに侵入、「角度はなかったがタイミングを上手くずらせた。右足でアウトにかけて(ファーを)狙った」と振り返った一撃がネットを揺らし正則学園が勝ち越しに成功した。準々決勝の青稜戦では「終始ふわっとしていた」と指揮官も課題に上げていた雰囲気がこの試合では一変、最後まで高い集中力を見せた正則学園が日体大荏原を退け、第4地区の代表として関東大会予選へ進出を決めた。
▽令和6年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和6年度東京新人戦(新人選手権大会)

