東京朝鮮中高級学校キャプテンDF2リュッ・イノ)

 スタートからゴールに向かう姿勢をみせた東京朝高だったが、徐々に東京成徳が盛り返し、試合は膠着状態を迎えた。ともにゴールに迫るものの有効打はなく、前半をスコアレスで折り返す。

 「切り替えの部分やロングボールを使って高さで勝負していた部分で負けていた」(キャプテンDF2リュッ・イノ)という前半の展開に「勝てない勝負を挑んでどうする。下でやって行こう」とハーフタイムにベンチから指示が出るとこれが功を奏し、東京朝高は奪ったボールを素早く縦に運びゴールに迫る。しかし、東京成徳も粘り強くこれに対応。後半の40分では決着がつかず、延長戦へ。しかし、その後突入した10分ハーフの延長戦でも互いに譲らず、勝負はついにPK戦へともつれ込む。

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▽令和6年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和6年度東京新人戦(新人選手権大会)