先制ゴールに喜ぶ盛岡中央の選手たち

 後半はさらに明桜が攻撃の勢いを強め、FW廣森輝星(3年)が積極的にシュートを打っていくが、盛岡中央GK湯沢冴心(3年)のファインセーブもあってゴールを奪えない。明桜がゴールまであと一歩まで迫りながら、ギリギリのところで盛岡中央が踏ん張る展開が終盤まで続いた。

 このまま後半終了かと思われた90+4分、盛岡中央としてはラストチャンスとなるCK。ここで髙田のCKに合わせたのは途中出場のFW金子卓実(3年)だった。「うまくマークを外すことができて、気持ち良いところに当てて決められたので良かったです」と振り返った通り、綺麗にゴールが決まって勝ち越し。そして試合終了。2-1で盛岡中央が勝利して、14日学法石川との2回戦へ駒を進めた。

 盛岡中央小原祐一監督は「ちょっと消化不良のまま終わった選手権の後、3年生がもう1回プリンスに向けてということで、もう1回リセットしてやってくれました。とにかく3年生が中心になって、交代で出た選手も、コンディションがなかなか難しいところを、粘り強くいけたかなと思います」と3年生がこの大会に向けて力を出してくれたことを喜んだ。その1人である、決勝ゴールの金子は「テスト明けから部活を再開して、そこからプリンス昇格という目標に向かって、全員で同じベクトルを向けて頑張れたので、そこが今回の勝利になったかなと思います」と一致団結して戦えたことを勝因に挙げた。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ東北 プレーオフ(参入戦)
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