負傷交代した主将のDF5加々美遥斗(3年)に代わって後半からキャプテンマークを巻いた副主将のDF6久世謙伸(3年)は「試合前から押される展開になるとわかっていました。チーム全体でうまく対処しながら守れました」と矢板中央Bに9本のシュートを浴びながら決定機を作らせなかった。やるべきことがわかっている。だからこそ迷わずに、プレーし続けられたといえる。

 相良監督は「参入戦は勝つことがすべて。選手権などトーナメントで勝てなかったなか、選手たちはシビアに戦ってくれましたし、最後まで諦めずにしっかりプレーしてくれました」とチームの頑張りを称える一方、「あとひとつあるので」と気を引き締めた。

 土壇場の決勝ゴールで勝ち上がった帝京第三は16日、参入決定戦で茨城代表の鹿島アントラーズユースBと対戦する。

(文・写真=佐藤亮太)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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