帝京第三 vs 鹿島アントラーズユースB
鹿島は長いキックと外からの攻撃を主体に攻め、FW正木裕翔(2年)とFW物井慈元(1年)がサイドを根気よく突き、主将のFW髙木輝人(2年)やMF佐藤湧斗(2年)に最終パスを供給した。
前半11分の正木のミドルシュートはGKの正面に飛んで捕球されたが、鹿島は19分に質の高い崩しの形から先制点を奪った。正木が右からドリブルで運び、中央やや右でボールを預かった髙木がニアサイドから逆サイドに鮮やかな一撃を蹴り込んだ。同点にされていた44分には、髙木に縦パスを渡した正木が再びボールをもらって強烈なシュートをゴール右に決めた。前半終了間際の絶好の時間帯だった。
トップ下の山岡陸翔(3年)が左右に好展開し、前線の齊藤駿(3年)と石井夏輝(2年)が旺盛にパスを引き出す帝京第三は、前半26分に格好の同点機を迎えた。石井が右サイドをえぐり、鋭いグラウンダーのパスを送るとゴール前で混戦となり、齊藤がこぼれ球を回収してシュート。しかし2年生GK菊田修斗のビッグセーブに阻まれる。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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