対する関西学院は1回戦で2ゴールを挙げたFW17下田優大を下げ、FW9高見悠仁郎を投入。この岡本歴大監督の采配が決勝ゴールに繋がった。62分、中盤でルーズボールを拾った関西学院はすぐさま攻撃を仕掛けると、先ほど投入された高見からのスルーパスでボックス右に侵入した村田が「高見君が難しいボールを収めてくれて僕に繋いでくれたので、これを無駄にするわけにいかないと思って振り抜きました」とゴール左隅にシュートを突き刺した。
苦しい展開の中で掴んだ先制点。関西学院はこのゴールを守り抜くべく、岩岸を中心に身体を張ったプレーを見せる。「最後の試合というのもありますし、自分がキャプテンなのでやるしかないと。相手も強かったので、それを跳ね返すために自分自身に向けてというのもあったんですが、周りに対しても鼓舞してプレーしました」岩岸キャプテンの鼓舞に周りもプレーで応える。
セットプレー時はGKも上げて襲い掛かってくる立命館守山の猛攻を最後まで耐え抜いた関西学院。長く感じたであろうATも終わり、チーム史上初のプリンス昇格を達成した。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
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