2月8日に新人戦の初戦が幕を開けた。
トーナメント方式の為、互いに負けられない第1戦。勢いをつける西武台と常勝の埼玉栄。曇り空の中、初戦を制すのはどちらか。戦いは、西武台第二グラウンドで行われた。
開始9分、ゴール前で受けた西武台7番・佐藤健太が冷静にボールをネット中央に突き刺し、先制する。
続いて、西武台5番・小川 匠のフリーキックに反応した7番・佐藤健太がループシュートで追加点をあげる。
前線で中々、動きが取れない埼玉栄も粘り強くチャンスを作る。
23分、埼玉栄11番・橋本陸が右足で早いシュートを打つもGKに止められてしまう。
波に乗る西武台が追加点を出し3対0と差をつけ、後半への勢いを更につけた。
雨が降り始めた後半、差をつけられた埼玉栄が反撃を見せる。
中央での攻防戦の中、ボールを受けた埼玉栄10番が中央付近から持ち直してシュート。前線まで持ち込むとシュートを打ち込むが、西武台DFの壁を崩せないまま。
流れが変わらない後半17分、西武台10番・新行内一輝が中で受けたボールをGKのタイミングをずらしゴールネットを揺らした。
更に2点を追加し、6対0と差がつくも埼玉栄の20番が前線で動き、流れを引き寄せた後半35分。埼玉栄2番のコーナーに反応した20番がヘディングで合わせ一点を返す。
しかし、反撃も間に合わず試合終了。
6対1と大差をつけた西武台が次へのステージへと弾みをつけた。
(取材・文=新井恵)