後半開始から仙台ユースはFWピドゥ大樹(2年)を投入。何人かの選手の配置も変更して反撃に出ようとする。前半よりも攻撃を仕掛けてゴールに迫る回数が増えてゆき、61分には味方からエリア内へ送り込まれたパスに反応してゴール前まで攻め上がった右SB門脇康太(3年)がシュートを放つが、京都U-18GK本多敦(2年)の好守に阻まれてしまう。そして65分、次のゴールも京都に生まれる。相手ゴール前まで攻め込んで相手の守備ラインを押し下げると、右SB柴田了祐(3年)が放ったミドルシュートが決まった。

 4点差となった仙台ユースだが、ベンチから安川洋介監督はピッチ内へ声を送り続け、選手たちも諦めない姿勢を打ち出す。それが実ったのが73分、ゴール前まで攻め込んでドリブルを仕掛けた味方がヒールで残したボールをMF横山颯大(3年)が左足を振り抜いたシュートが決まって1点を返した。

 ところが直後の80分、自陣深くで古川柊斗が相手選手を激しいチャージで倒して警告。さらに抗議する京都の選手の胸を突き飛ばす行為にも警告が出て、退場となってしまう。反撃ムードに水が差された仙台に対して、京都U-18は85分に味方からのパスに反応して裏へ抜け出した阿部亮馬がGKとの1対1を制してゴール。その後は危なげなく試合を進め試合は5-1で終了。京都U-18が勝利した。

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