
ゴールを決めた水口FW15池口遼
上手くいかない時にどんな策を打てるか選手は問われながら、「相手に対して仕掛ける際にロングボールを使うのか、しっかり繋いでいくのか全員で共有できなくてどっち付かずになった」(中江)。そのため水口のペースが続いたが、後半22分にはMF31添野嵩(2年)が打ったシュートのこぼれ球をDF57森新(2年)がスライディングで押し込み、3点目をマーク。試合の大勢を決めた。
ここからは水口が意地を見せ、24分には「馬力があるので県内ならガンガン行ける」と卯田監督が評する池口が力強く突破でPAに入ったところを倒され、PKを獲得。このチャンスを自らが決めて1点を返し、3-1で試合終了となった。
2023年の選手権で準優勝を果たした近江だが、2024年は選手権予選の決勝で敗退。中江は「ピッチに立ちながら何もできなかった。緊張した舞台や人が多く入っている舞台で何ができるかが個人としての課題。チームとして2年前に国立まで行って、あの景色を知っていた分、そこまで行けなかったのは相当悔しかった」と口にする。
▽令和6年度滋賀新人戦(新人選手権大会)
令和6年度滋賀新人戦(新人選手権大会)

