浦和南 vs 東京成徳大深谷(写真=河野正)

 冷たい強風が吹き荒れる中、両チームとも持ち味である長いボールと走力、フィジカルの強さを前面に押し出した戦いを繰り広げた。悪天候にはうってつけの戦い方だった。

 南部支部予選準優勝で1986年以来、7度目の頂点を狙う浦和南は守備ラインからのロングボールをはじめ、MF坂斉佑太(2年)の的確なパス出しや昨年からのレギュラーである左SB大庭比呂(2年)の攻撃参加などで敵の守りの急所を突こうとした。

 北部支部予選を制し、2018年以来2度目の制覇を目指す東京成徳大深谷は前チームから出場している横山大平、佐々木亮(ともに2年)が厳しく応対する3バックをリード。同じく昨季からの経験者、左ウイングバック山谷康太朗(2年)のロングスローとサイドアタックで得点機を見いだそうとした。

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▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)