浦和南 vs 東京成徳大深谷(写真=河野正)

 前半はともに大きなチャンスをつくれず、浦和南は39分に坂斉の蹴った右FKから、MF沼尻爽汰(2年)が右足で合わせたが決められなかった。一方の東京成徳大深谷は25分、FW吉田佑樹(2年)が中央やや右から決定的なシュートを放ったが、相手GK宮川真一(2年)のビッグセーブに阻まれ、両チームとも無得点で前半を折り返した。

 後半に入っても強風は一向に収まれず、どちらも質の高い攻撃にまでなかなか持ち込めなかった。そんな中、浦和南は16分に鮮やかな先制点をものにする。

 ロングスローの担い手でもある右SB稲垣嶺(2年)が右からスピード豊かに持ち上がると、弾丸クロスを中央に配給した。後半14分から送り込まれていたMF八木航汰(2年)が、強烈なヘディングシュートをたたき込んで決勝点を奪った。

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▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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