
前橋育英MF白井誠也
まずは7大会ぶり2度目の優勝を果たした前橋育英からMF白井誠也(2年)。4日間の合宿を終え、「ひとりひとりの技術や強度が高くて、自分がまだまだ足りないなと感じました。自分の特長をアピールする部分はもっとやっていきたいです」と抱負を語った。選手権では小兵ながら、力強く、小気味いいドリブルで観客を沸かせ、見るものにインパクトを与えた。思い出されるのは流通経済大柏とのファイナル。壮絶なPK戦。決めれば優勝の場面で外してしまい、失意の涙に暮れたが、GK藤原優希の好セーブに助けられた。白井にとって優勝はあくまで句読点に過ぎない。「相手からは優勝チーム、王者として見られます。チャレンジャーの気持ちで新チームを作り上げていく気持ち。そこまで選手権の余韻は残っていません」とキッパリ。また「期待されることは自信につながりますが、イチからのスタート。ポジションが確定されているわけではないので調子に乗らずに取り組みたい」と心のスキはなさそうだ。

