逆転ゴールを決めた佐賀東FW10三原拓実

 大会を通して選手同士の息が合ってきたのが佐賀東にとっての収穫で、良いボールが出れば先制点のように石川の飛び出しがより発揮しやすい。後半12分に生まれた佐賀東の2点目も石川の持ち味が生きた場面。MF8中山遥翔(2年)のクサビから石川がスペースに飛び出し、ゴール前に持ち込んだところでPA右に走り込んだ三原へのパスを選択。フリーの三原が確実に決めて逆転に成功した。

 後がなくなった日章学園は攻撃のギアを上げると15分にはMF10脇元亮汰(2年)が左サイドを突破し、ゴール前にパス。ニアに入ったFW矢野瑛大(1年)が受け、振り向きざまにシュートを放ったが、クロスバーに阻まれた。このこぼれ球をすかさず野口が狙ったが、得点は至らない。17分にMF7吉田青空(2年)のパスから打ったMF18谷恭輔(1年)のシュートもGK17下川遥羽(2年)のファインセーブに阻まれ、タイムアップ。2-1で佐賀東が勝利した。

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▽第46回九州高校U-17サッカー大会
第46回九州高校U-17サッカー大会