長崎日大集合写真

　後半に入っても長崎日大がボールを支配する展開が続くも、水口はブロックを組んで粘り強く対応。さらに、空いたスペースを活かしたカウンターで効果的に攻撃を仕掛けていく。

　1点ビハインドの長崎日大は後半19分、DF24宮崎星来(新3年)がゴールネットを揺らし試合を振り出しに戻す。しかし、逆転を狙って攻勢を強めたたことで、前がかりになった長崎日大の隙を水口は見逃さなかった。中盤でボールを奪うと、池口が巧みにキープし、2人のマークを引きつける。そして、その瞬間に左サイドを駆け上がってきたMF96重田遥輝(新3年)へパス。重田がGKとの1対1を冷静に決め、勝ち越しゴールを挙げた。試合終盤に長崎日大が猛攻を仕掛け、水口ゴールに襲い掛かるも相手の堅守を崩すことはできずタイムアップ。水口が2-1で勝利し、見事に初優勝を飾った。

(文・写真＝古部亮)