これに耐えるFC東京U-18。「リードするなかで、青森山田の圧力というか信念というか気持ちを感じて難しい展開でした」とキャプテンマークを巻いたDF4佐々木将英は明かしたがGK30渡邊麻舟を中心とした守備陣がしのぎ、競り合いを制した。
開幕戦ながらFC東京U-18に変化を感じた。昨季は大事なところで失点する、もったいない試合が多い印象だった。しかし今回は焦れず、決して慌てず、余裕を持った試合運びを見せた。特に前半はあえてボールを持たせるようにも見えた。FW9 江口は「相手の土俵ではなく、自分たちらしくやろうとしました。今年は90分通して後ろと前がコンパクトな守備ができるのが昨年との違いです」と要因を語った。
青森山田との開幕戦は就任2年目の佐藤由紀彦監督にとって意味深い試合となった。「昨年、彼らの強さは痛いほど感じましたし『こういうチームに勝ちたい』と思いました」。そう話すように昨シーズンは0-1、1-2といずれも敗れている。いわばこの開幕戦は現状の成長度を図る、試金石といえる。
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