
浦和レッズユース vs 鹿島アントラーズユース
後半は立ち上がりから相手の勢いに飲まれ、押し込まれる時間帯となり、51分にはGK菊田修斗(3年)がPA内で相手FWを倒してしまう。このPKをFW中村虎太郎(2年)に決められてリードを1点とされ、雲行きが怪しくなるが、ここからチームはギアを入れ直す。
「中でよく喋っていたし、自分たちで判断しながらよくやっていたと思う」(中野洋司監督)
指揮官が目を細めたように、鹿島ユースの選手たちは自分たちで問題点を共有して修正。運動量を高め、球際の競り合いでも妥協しない。五分五分のボールを自分たちのものにし、相手に付け入る隙を与えなかった。交代で入った選手も誰一人サボらず、強度の高い守備を披露。そこから攻撃につなげ、吉田や途中から入ったFW髙木瑛人(1年)が果敢にゴールを狙った。すると、81分にスコアが動く。左SB岩土そら(2年)が粘ってクロスを入れると、ニアサイドで吉田が反応。難しい体勢からネットを揺らし、勝負を決定付ける3点目をもぎ取った。
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