聖望学園 vs 浦和東

　開幕した県U-18リーグ2部（S2）で連敗スタートとなった浦和東は、CB飯田悠生（2年）だけが昨年からのメンバーだ。システムは4-3-2-1で、フィジカルコンタクトに強く、豊富な活動量を誇るチームカラーは健在だ。

　個々の能力で上回る聖望学園がボールを握り、敵陣に攻め込む展開が繰り返された。沖田、鈴木亮人（2年）の両ボランチがタイミングを見ながら、前線と中盤を目まぐるしく出入りし、田中が右からドリブルで豪胆に仕掛けた。

　両チームとも80分を通じてビッグチャンスは極めて少なかった。聖望学園は前半26分、左サイドで獲得したFKを沖田が直接狙ったがGK橋本竜昂（3年）にクリアされ、さらに小比賀がそのこぼれ球を打ったものの、これもGKの好守に阻まれた。前半の得点機はこの1本だけだった。

　対する浦和東は敵の陣営に深く攻め入ることができず、左MF佐々木佑輝（3年）や右MF今村渉（2年）がしつこくサイドからの突破を図ったが、アタッキングサード付近ではね返された。相手の出足の良さと高い技術に後手に回った印象だ。

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