0-0で後半を迎えたが、両チームとも敵の堅陣を崩し切る形には持っていけず、こう着状態が続いた。そんな中、聖望学園・山本昌輝監督が「セットプレーが勝負の分かれ目になると思っていた」と言えば、浦和東・平尾信之監督も「やられるならセットプレーの気がしていた」と異口同音に話したように、決勝点はセットプレーからだった。
聖望学園は15分、右サイドでFKを獲得。沖田が入れた絶好球を八尋がヘッドでたたき込んで欲しかったゴールを手に入れた。
浦和東は失点後、次々と攻撃的な選手を送り込み、終盤には3バックとし攻めの担い手を増員して反撃。21分に佐々木の左ロングスローがゴール前で混戦となり、飯田が鋭い弾道のシュートを放ったが、GK青木天吾(2年)の好守に阻まれる。31分にはMF寺島温琉(2年)が、主将のボランチ永田隼(3年)の斜めのパスを頭で合わせたがGKの正面を突き、1点を奪えずに惜敗した。
▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選

