修徳MF10舘美駿

 しかし後半になり、修徳が徐々にペースを引き寄せた。そのなか目に留まったのがMF10舘美駿(3年)。3-5-2のトップ下で起用されたMF舘美は中盤で回遊しながら、ここぞのときにスルーパスを繰り出し、得点の起点となったと思えば、何度も前線へ顔を出すなど、プレー範囲がとにかく広い。舘には自然とボールが集まり、何かを起こしてくれそうな頼れる選手だ。

 このMF舘美について土屋監督は「新年度になる前あたりから動きがよくなりました。以前はボールが来ないと消えてしまう時間がありましたが、よりボールを拾え、絡めるようになりました。さらに背後を抜ける動きが増え、アシストやゴールもできるようになり、自分の力をより発揮できるようになりました」と変化と成長を語った。

▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選