関東一 vs 大森学園

 試合が動いたのは後半14分。MF12平野羽流也(2年)のパスを受けたMF7杉岡洸(3年)が右サイドから進入し、シュート。これが決まって先制。MF杉岡は「うまくファーストタッチができて、(シュートは)ファーにうまく流し込めました」と自画自賛。大会2戦連発に気を良くした。さらに後半終了間際の40分、PKを獲得。キッカーは主将のDF3宮崎大翔(3年)。チームメイトから「外したところを見たことがない」との証言通り、自身も「PKは得意」と冷静に決め、追加点。試合が決した。

 関東一、今大会、1回戦 明大明治戦では延長戦の末、1-0。続く2回戦 国士舘戦も1-0で勝利。さらにT2リーグでは1節の早稲田実業戦、2節の東久留米総合戦でともに1-0で勝利。そして今回の2-0と、ここまで公式戦5試合失点ゼロと堅守が光る。要因をDF宮崎は「最終ライン4人の集中力の高さでしっかり守れています。(失点ゼロは)自信になっています」と胸を張るとともにMF前迫は「守備は集中してできていること。全員で声が出ていることがゼロにつながっています」とそれぞれ挙げた。一方、MF杉岡は「守備陣には申し訳ないですが…」と前置きしたうえで「今季初めて複数得点できたのも大きかったです」と攻撃陣らしい言葉も。

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▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
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