対する瀬戸内はリーグ序盤のスタイルから改革中で、石川喬穂監督はこう話す。「プリンス開幕から3連勝した時は、まず相手コートでプレーしようと徹底していたのですが、そこから進化しないといけない。今は蹴るべきなのか、繋ぐべきなのか。状況判断を交えた練習を入れながら、やっているところ」。
前半は課題である試合の入り方が悪く、パスを繋ごうとしても引っ掛かる場面が目立ち、相手に自陣まで持ち込まれていたが、31分にはMF30濱陽斗(3年)、FW9山口朔空(3年)と繋いだボールをMF17丸山諒大(3年)が決めて、先制した。
効率よくゴールを奪った瀬戸内だったが、以降が続かない。流れは再び作陽学園に傾き、37分には「ボールが来た時は仕掛けようと思っていたら、そのまま前に行けたのでシュートまで持っていった」と振り返る願念が右での強引な突破から同点弾をマーク。42分には右CKから放ったFW18頃安悠仁(3年)のヘディングシュートはクロスバーに阻まれたが、押し込んだDF4有森健太(3年)のシュートがオウンゴールを誘い、逆転に成功した。
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