それでもプリンス復帰後初得点を奪いたい今治東はMF10倉瀬らを起点に最後までファイティングポーズを失わず奮闘したが、愛媛FCU-18は60分にワンボランチの位置に入った20仙波がドリブル、強弱を付けたパスで攻撃のアクセントとなるなど試合の流れは渡さず。85分に10青木がチーム4点目をあげると、89分今治東FW9森が抜け出してのシュートも愛媛FCU-18GK1亀山がビッグセーブで防ぎ切り、愛媛FCU-18がチームとして掲げた「70得点以上、失点一桁での四国プリンス2連覇と、クラブユース選手権ベスト4、プレミア復帰」へ向けて好発進を決めた。

 

 とはいえ、今治東も圧倒的なスピードで右サイドを制圧した17山口など、楽しみなタレントたちが躍動。「球際の部分とパススピード、アプローチの距離の差を体感できた」(谷監督)桜と紺のユニフォームは、昨年進出できなかった全国舞台を目指し一戦ずつ課題と収穫を積み上げていく。

(取材=編集部)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 四国
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 四国