予選グループリーグ初日は、多くのセットプレーを獲得しながら得点に結びつかなかったが、磐田東戦では3得点ともセットプレーから奪った。「今日はリスタートから取ろうと話していた通りになりました」と小泉監督は喜び、「山梨も私立の強豪が多くなりましたが、何とか今年は17年ぶりの選手権に出場できるよう努力したい」と第87回大会以来の晴れ舞台を見据えた。

 Jリーグ甲府のU-15出身で主将のMF河野暖(新3年)は、今シーズンのチームの特長について「攻撃陣は昨年からの経験者が多く個の力が強い」と説明。韮崎に進学した理由を尋ねると「文武両道の伝統校に魅力を感じました。うちはサッカーも勉強も頑張る生徒が多いので、どちらも刺激になります」と話し、「このシーズンも古豪らしく堂々とした戦いを貫きたい」と締めくくった。  

(文・写真=河野正)

▽第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル