
東海大相模 vs 横浜創学館
後半、風上に立った東海大相模は、風の悪戯を肌で感じ取った有馬監督が、ピッチサイドから「グラウンダー、グラウンダー!」と再三の指示を送り、前へ前へとはやる気持ちを軌道修正。直後の46分に右サイドでスローイングを獲得すると、FW9戸川昌也の投じたロングスローは風に乗ってファーサイドへ渡ると「戸川君の場合はファーまで飛んでくる。相手もちょっと多分ファーまで来ないだろうって油断があったと思うので隙をついて自分が入っていった」DF13大坂昴生がピタリと合わせ、待望の先制点を奪取する。ギアの入った東海大相模は、54分にも青木のクロスから戸川が頭で決めて追加点。戸川は「自分は今日の試合で最終ラインと勝負するって決めていて、その中で青木が良いクロスを上げてくれた。相手が視界に入ったので身体をひねってボールに力を加えた」とゴールを振り返った。
一気に2点のビハインドを背負った横浜創学館だったが、下を向く間もなくDF4白鳥翔空の正確なロングフィードを交え、FW6 荒井仁司やMF11内田亮らの推進力でゴールに迫るが、東海大相模も選手権で国立を経験しているキャプテンのDF塩田航央とDF4石井龍翔、さらにインターハイで全国を経験しているGK1一坂新のトライアングルを中心に最後まで反撃を抑え込み、準決勝へ勝ち名乗りをあげた。
▽令和7年関東高校サッカー大会神奈川予選
令和7年関東高校サッカー大会神奈川予選

