橘 vs 東海大相模

　流れは完全にワンサイドと思われた展開だったが、33分、市立橘はMF8田中龍之介のディフェンスの背後へのパスに抜け出したFW11波壁航希が、処理を急いだ相手のクリアボールを身体を張って跳ね返すと、これがGKの頭上を超えゴールイン、1点を返して後半に望みを繋ぐ。

　3点を追う市立橘は、後半に入ると序盤から積極的にボールを奪いに入り、反撃を図る。しかし、東海大相模も「無理することはない。良い守備からボール動かして。ショートカウンターで問題ない」という指揮官の言葉を体現。MF10深澤蒼も「中盤は結構プレッシャーが緩くて持ちやすかったので、サイドに配給することができた」と丁寧にボールを繋ぎ、流れを最後まで渡すことなく関東大会の切符を手に入れた。

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