後半も一進一退の攻防を繰り広げ、ともにアタッキングゾーンまでは進入したが、ここからそろってタイトな守備を披露したことで、ビッグチャンスはほとんど到来しなかった。1-1のまま80分を終了し、延長に突入する。
その前半2分、東京成徳大深谷は右サイドでFKを得た。左から右2列目に移動したMF白川成夢(3年)が好球を送ると、後半23分から送り込まれていたFW鈴木晴琉(3年)がヘッドで合わせて勝ち越しゴールを挙げた。
しかしこのまま逃げ切られるかと思われた前半追加タイム、法政二はMF平尾玲旺(2年)の蹴った左CKから、CB森山隆太(3年)がヘディングシュート。再度追い付いた。
後半はともに1本ずつシュートを打ったが、東京成徳大深谷がその1本で仕留める。終了間際の後半9分、この7分前に出場したMF岡勇吾(3年)が斜めのパスを配給。相手GKとDFが交錯し、こぼれたボールを菅井が蹴り込んで土壇場で決勝ゴールを奪った。
点の取り合いを制した為谷洋介監督は「我慢する時間が長くなると思っていた。地元開催ということでプレッシャーを感じ、初戦の難しさもあったはずだが、よく耐え抜いてくれた」とイレブンを褒めた。
▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会

