DF滝川とともにセンターバックを務めたDF6太田怜央人は「相手もドリブルが得意なチーム。簡単に足を出すとすぐ抜かれてしまうので、耐える気持ちで守備をしていました」と慎重な守りを心がけた。またGK1山本悠人はあるシーンを挙げた。先制直後の後半28分、日体大荏原がFKのチャンス。キッカーFW赤松の直接FKを間一髪で防いだ。「ここで失点したら、流れが悪くなり、勝利も厳しくなると思い、なんとか止めました」と守護神。この好セーブが分岐点のひとつとなった。
押し込まれながらも勝てた要因をDF瀧川は「個の能力では自分たちと同じくらいの選手もいれば、上回っている選手もいました。ただ『ハードワークは才能に勝る』という言葉があるように前線のFW中村からスタートするハードワークができました」と語れば、海老根航監督は「選手たちは1対1だけでなく、2対1に数的優位を作り、こぼれ球を拾うなど、徹底してやってくれました。決定的なピンチはなくはなかったですが、最後のところでしっかり守れました。いい時間で先制できたのも良かったと思います」と組織的な守備を挙げ、厳しい試合をなんとか勝ちぬいた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

