後半、立ち上がりから攻撃を繰り出したのは東農大一。FKを直接狙い枠内へボールを放り込むもクリア。右からの速いクロスをゴール中央に飛び込んだ19番がスライディングでシュートを放とうとするもあと1歩合わず。だが徐々に照準を定めてくる。

 そんな中、先制したのは杉並FCユースだった。52分、9番・高松昂起が右からクロスを入れる。16番・高木宏汰はシュートを打ちきれず、後ろに戻し25番・山内千晴に託す。山内はそのパスに対し、ダイレクトに右足を振りぬく。この強烈なシュートに東農大一GK、DFは一歩も動けずそのままゴールネットを揺らした。

 東農大一も黙ってはいない。63分、中央からのFK。ゴール前へのボールは杉並FCユースDF陣の裏へ。そこでフリーの19番・杉木智大がシュートを放ち、ポストの内側を伝って跳ね返り、ゴール。同点に追いつく。

 その後退場者を出し1人少なくなった東農大一は、徐々に押し込まれていく中、体を張った必死の守りを見せる。
 だが84分、杉並FCユース9番・高松昂起が右からの高いクロスを入れる。GKが弾いたところを14番・竹内雅紀が拾い、落ち着いてゴールに押し込み、勝ち越し。この得点が決勝点になり、杉並FCユースが2対1で東農大一を下し、勝ち点3を手にした。