快勝に岩井厚裕監督はいくらか笑みをこぼしたが、「ポンポンって３点入ったから良かったものの、決めるべき場面で決めていればもっと楽な展開でした。それに失点シーンはパスミスからです。ああいう形からやられては駄目、大いに反省しないといけませんね」と手厳しかった。

　連戦となる相手が優勝候補筆頭の昌平だけに、ここをにらんで手放しでは喜べなかったのだろう。「昌平にはボールホルダーに厳しくいき、3人目の動きにも注意したい。ドリブルで簡単にはがされないよう、個ではかなわないので組織で対抗したい」と展望した。

　攻撃の大御所である左利きの杉本は、昨年のインターハイ予選からレギュラーに定着。「強いシュートとロングパスが武器です。まずはベスト8が目標だったので、次の昌平戦は楽しみながら自分たちらしいサッカーをやりたい」と気合を入れた。

【次のページ】 3回戦　川口市立 vs 国際学院（6）