さらに40+3分、MF10安藤晃希(3年)からのパスを受けたFW18金子琉久(3年)が巧みなトラップで相手と入れ代わり、値千金の逆転弾。瞬く間に試合をひっくり返した。

「前半のうちに追いつきたいと思っていましたが、あの時間帯で2点を取れたことが大きかったです。(今、畳みかけるチャンスとばかりにプレーした)選手たちの意識の高さ、抜け目のなさが結果につながりました」(榎本監督)

 さすがの一言だった。勝負どころを逃さなかった流経大柏がトーナメントを勝ち上がるうえで、確定条件といえる“1点差のリード”をきっちり守り、6月8日の決勝に名乗りを上げた。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選