左アウトサイドのMF6長妻育叶(3年)から右アウトサイドのMF8那須陽太(3年)に大きく展開。果敢にドリブルで仕掛けた那須がゴール前の小泉にクロスを送り、これを小泉が体に当てながら押し込んだ。2-1となり、残り30分あまり。勝負の行方はまだまだわからなくなった。
だが、ここでチームに闘魂を注入したのが、流経大柏のキャプテンだ。
「あの時間帯での失点を、まず反省しなければいけないし、気持ちを締めなおさなければいけないと感じました。あそこから崩れたり、相手にペースをもっていかれたら意味がないので、みんなに“集中を切らすな!”と結構、強くいいました」(島谷)
追いかける日体大柏は、両ワイドにボールを運びつつ、小泉やMF11三橋賢人(3年)の突破力を足掛かりにしつつ、また、キャプテンのMF10沼田大都(3年)の展開力に糸口を見出しつつ、2点目をねらったが、要所、要所でフタをされてしまった。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選