36分には清水東が直接FKのチャンスを得るも、MF16鈴木太陽のキックはわずかにクロスバーの上。前半は1-0のまま終了した。

 後半、日大三島はMF8府川來耀を中心に攻撃のテンポを上げる。ロングフィードを起点に敵陣での時間を増やし、50分にはMF14坂北旬がこぼれ球を拾ってシュートを放つが、清水東GK17望月佑心がファインセーブで得点を許さない。

 清水東もカウンターから再三のチャンスを作る。58分、鈴木のスルーパスに抜け出したDF2若松慶人が左足で狙うも、わずかに枠を外れる。

 「今日は自分が決められなかった分、他の選手が決めてくれてありがたかった」

 エースナンバーを背負う清水東の濱村はそう振り返り、「正直、昨年の冬よりコンディションが落ちている」と率直に語った。主将として、勝ってなお課題を見つめる視線があった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選