
初戦を突破した前橋育英のメンバー(写真=会田健司)
まるでNack5スタジアムで青森山田を2-1で破った103回全国高校サッカー選手権大会の初戦(2回戦)を再現するかのように、立ち上がりから高川学園は高円宮杯U-18サッカーリーグ2025プレミアリーグ EASTで優勝を狙える位置に付ける前橋育英を相手陣内に押し込んだ。
持ち前の強度を前面に押し出し、空中戦で優位に立った高川学園。4分には早くも決定機を作ったが、FW10大森風牙(3年)のシュートはゴールを目前にして前橋育英DF2牧野奨(3年)のスーパークリアに阻まれる。
先制の絶好機逃してしまった高川学園だったが、それでも5分。MF11矢野太陽(3年)のクロスがこぼれたところにMF8濱本夏輝(3年)が反応。濱本が迷いなく右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左に突き刺さった。
見事に先手を取った高川学園は守備陣も奮闘し、前橋育英に同点ゴールを許さない。すると28分、左サイドで相手DFと競り合った矢野が一度は弾き飛ばされながらも、諦めずにすぐに起き上がりボールを奪取。ボックスに侵入したところでDFのスライディングで倒されPKを獲得。これをMF13宮城太郎(3年)がきっちり沈め、リードを2点に広げた。
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

