帝京長岡 vs 滝川第二

「みんな勝ちたい気持ちはあるのですが、空回りしてしまうといけない。みんなが総監督の言葉を聞いて、自由に楽しくやれていた」と振り返るのはMF7水澤那月(3年)だ。前半2分にはMF7南壮一郎(3年)の左クロスから、MF10北村勇貴(2年)にヘディングシュートを打たれるなど決して良かったとは言えない試合の入りになったが、前半11分にはFW12上田十輝(3年)からのボールを受けた水澤が左サイドからゴール前にクロス。高さのある難しいボールだったFW9児山雅稀(1年)が見事なボレーシュートを叩き込み、先制に成功した。

 以降は「あれだけ風に乗ったボールをCBが被っていれば、リズムができない」と古沢徹監督が振り返った通り、滝川二のペース。28分にはロングボールを競り合ったこぼれ球をFW9空久保善(3年)自らが拾ってシュートを放ったが、DF5西馬礼(3年)がブロック。35分にはパスワークでサイド変えて、MF14米田空眞(3年)が左からゴール前に入ろうとしたところをDF3吉田龍悟(3年)がスライディングで止めるなど、帝京長岡は身体を張った守備でゴールを割らせない。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)