すると、35+2分には上田が競り合ったこぼれ球を拾った児山が浮き球でゴールネットを揺らし、帝京長岡が2点目をマーク。直後の35+4分には相手エリアでの連携からDF2リヴキン辻アーロン(3年)が豪快な左足シュートを叩き込み、3点リードで前半を終えた。

 試合の大勢を決めたことで、帝京長岡はハーフタイムにエースのMF14和食陽向(2年)に引き下げた。「連戦もあったので1試合目に70分使った選手を上手く動かした。2試合を通しての選手起用というのは選手たちとも話していた」と話すのは古沢監督で、8日で6試合を戦うインターハイの日程を考慮し、後半も積極的に交代カードを切った。

 ただ、滝川二も勝負を諦めていない。後半9分にはパスワークでの崩しから、左サイドの米田がシュート。こぼれ球を空久保が押し込み1点を返すと、以降も力強い突破を繰り返した空久保や北村と米田の両翼を中心に帝京長岡のゴールへと迫った。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)