流通経済大柏 vs 学法石川

 1つ目の見せ場は前半10分。GK1藤田泰人(3年)が大きく蹴り込んだボールをFW18金子琉久(3年)が前線で競り勝つとこぼれ球を拾ったFW20大藤颯太(3年)がドリブル。このアタックは相手に引っ掛かったが、こぼれ球を繋いでDF16大徳剛矢(2年)がシュート。14分には金子の左クロスのこぼれ球を高い位置で回収したMF8昇純希(3年)がミドルシュートを放つなど学法石川を押し込んだ。

「相手が強いから後ろを5枚にしよう、中盤のブロックを下げて、アプローチのスタートを下げるわけにはいかない。試合の中で自然とそうなるのは仕方ないけど、下げてしまうと気持ちも下がるし、ロングボールも入れられる。前から守備をしてロングボールを蹴らせない。蹴られたらみんなで帰って、距離感を良くしようと思っていた」。そう振り返るのは学法石川の稲田監督で、押し込まれながらも主将のDF5石野裕也(3年)を中心にチーム全体で我慢強く守れていたが、19分には自陣左で流経大柏にスローインを与えてしまう。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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