大津イレブン(写真=会田健司)

 試合は立ち上がりから大津が昌平を圧倒する。MF10福島京次とMF6福島悠士が中盤で攻守に主導権を握ると、ピッチを幅広く使い相手を揺さぶる。攻撃から守備への切り替えも速く昌平に付け入る隙を与えない。

 6分、FKからチャンスを作り福島悠士のシュートがポストを叩く。8分にはFW9山下虎太郎が前線でDFと入れ替わり抜け出し決定機を作ると、17分にはMF7岩﨑天利が中央右を縦に突破し右足で狙った。

 ここまで一方的に攻め込まれていた昌平も28分、右サイドからMF10山口豪太(3年)が縦パスを引っ掛けながらも自ら拾い直すとドリブルで中に切り込み左足でゴールを狙った。ようやく昌平らしい攻撃がみられたが、その直後に大津が先制ゴールを奪う。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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