約24時間のハーフタイムとなり、翌日に迎えた後半。3枚替えでシステムも4-4-2に変えてきた昌平に対し、大津は前半と同じメンバーで挑んだ。
序盤は昌平のシステム変更に少し守備面でズレが生じた大津だったが、それでもすぐにピッチ内で修正すると、前半同様に相手を押し込んでいく。44分には前線で落としチャンスをつくるとMF11有村颯太が左足で狙う。48分には押し込んだ状態からDF5村上慶が惜しいミドルシュートを放った。
すると49分、大津は左サイドを華麗なパスワークで崩すと、最後はゴール前で山下が合わせネットを揺らした。68分にはDF2枚を抜き去りボックスに侵入した岩﨑が倒されPKを獲得。しかし岩﨑が蹴ったPKは相手GKに止められてしまった。
それでも大津はその後も攻め続け、70+2分にはMF13松岡凛のシュートのこぼれを山下が押し込み4点目。山下はこれでハットトリックを達成。さらに70+7分にはDF14渡部友翔のミドルシュートが決まり5点目。24時間のハーフタイムで昌平が対策してきた中でも、圧倒的な力でねじ伏せた大津が5-0で勝利し準決勝に駒を進めた。
(文・写真=会田健司)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)



















