流通経済大柏 vs 飯塚

 試合が動いたのは前半16分。島谷のロングスローを警戒した飯塚が一瞬のスキを突かれる。ゴール前を固める飯塚に対し、マイナス方向のMF6保科剛へスローイン。リターンパスを受けた島谷は縦にドリブルをしながら低いアーリークロスを入れると、ニアにタイミングよく走りこんだFW19オゲデベ有規が右足ダイレクトで合わせた。チームとしてデザインされたゴールで流通経済大柏が先制に成功した。

 失点を許したものの、その後は飯塚の集中力、コーチング、戦う姿勢が増し、選手全員が、目の前の選手に絶対に勝つという気迫がにじみ出る。20分には、ゴール前まで攻め込み1対1の状況を作ったが、流通経済大柏GK藤田泰土に足でブロックされ惜しくも同点ゴールとはならなかった。

 両チームともに、球際、空中戦での競り合いは非常に激しいながらもクリーンなプレー、一進一退の攻防が続くもスコアは動かず。流通経済大柏が1-0でリードし前半が終了する。すると、津波警報が発令された影響で試合はハーフタイムで中断。その後、後半は翌日の10時から再開されることとなった。

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