愛工大名電 vs大同大大同

 リベンジを狙う相手ほど厄介なものはない。「今日の試合は昨年の選手権予選決勝と同じカード。もちろんこっちも気合が入っていたのですが、それ以上に相手の気合が入っていた。出だしのところで飲み込んだ方が勝つと思っていたので、入りのところは勢いを持って入ろうとチームとして考えていました」。MF7志村隼(3年)がそう振り返る通り、愛工大名電は相手を上回る勢いで試合開始から仕掛けていく。

 ボールを持ったら素早く相手DFの背後にロングボールを入れて、FW10杉本悠悟(2年)、FW9大澤俊哉(2年)がスピードに乗った仕掛けを披露。相手に奪われても、高い位置からの守備を徹底し、自陣に持ち込ませない。大同大大同を飲み込む展開で試合を進めると前半8分には、右サイドから入れたロングスローのこぼれ球をMF14竹本海里(1年)がシュート。19分にはDF2杉浦功真(2年)のクリアボールに反応した大澤が上手く相手に当ててCKを獲得。ゴール前にクロスを入れたが、中の選手とは合わない。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)愛知予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)愛知予選