新潟明訓 vs 北越

 エンドが変わった40分。北越MF安田翔空(3年)が右サイドから左足を振り抜くも、シュートはゴールバーの上を通過。続く55分には途中出場のFW荒木航大(3年)が右クロスをフリーで合わせるも、ヘディングシュートはわずかに右に外れ先制とはならない。

 流れを変えたい新潟明訓は58分、温存されたエースのFW田代蓮翔(2年)を投入。すると66分、MF上田陸(2年)の中盤中央からのスルーパスに抜け出した田代がワントラップで北越の最終ラインをブレークすると、最後は飛び出した北越GK竹田の脇を通す左足チップキックでゴールネットを揺らした。鮮やかなタッチで先制点を決めた田代は「練習からGKと1対1は練習しているので緊張せずに持ち込めた。慣れない天然芝。ハーフタイムのシュート練習の感覚もあったので、チップキックを選択した」と冷静な一撃を振り返った。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選