まっすぐな情熱が、壁を越える力に。横浜創英が座間を圧倒し3回戦突破
横浜創英イレブン
昨季の決勝で敗れ、関東大会予選とインターハイ予選でもベスト4の壁に阻まれてきた横浜創英。その悔しさを晴らすように、第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選2次予選3回戦で座間を5-0で下し、悲願への階段をまた1歩上った。宮沢崇史監督が語る「純粋でまっすぐな姿勢」が、チームを前進させている。
かもめパークのピッチに、横浜創英の勢いが炸裂したのは立ち上がりからだった。キックオフ直後の2分、左サイドをMF7渡辺奏太のドリブル突破からのクロスをMF8要田大河が頭で合わせる。これは惜しくもキーパーの正面を突くが、続く4分、CKからゴール前でDFを背負ったDF15鈴木悠琉が右足で流し込み先制点。「立ち上がりから結構勢いよくて、いい形で点も入れた。流れを持ってこれた」と鈴木(悠)が振り返る通り、完璧なスタートだった。
11分にはゴール前の混戦から要田が頭で押し込み追加点。「前半立ち上がりが良くて2点取れたのはよかった」と宮澤監督。事前の分析と練習が結実し、試合は横浜創英のペースで進むかに見えた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選